
アロマをスポーツコンディショニングに使う理由
滑剤として、オイルやパウダー・クリームなどの基材を使う事はアジア以外の国ではスタンダードですが、私達スポーツアロマトレーナー®は必ず「アロマ(精油)」を使います。
心地よい香りと優しいタッチのアロマトリートメントの利点はもちろんたくさんありますが、今日はもう少し深堀りしてみます。100%天然の植物から抽出されるアロマ(精油)は、植物が含む化学成分をもちろん含んでいます。
その成分の違いが香りの違いに繋がるので、化学成分を知らないはずの選手が、「今日はこれが一番しっくりくる」と選んだ香りが、その人にとって今一番必要な成分を含む香りであるとも言われます。
アロマを使う上で、その含有成分を見るだけでは不十分で、その成分が皮膚からどれだけ血流にのって全身にどれくらい作用するのか。その化学成分を語る人は多くなってきましたが、どれくらい作用するのか。はあまり語られていません。
私は研究者ではないので、そのような研究を非常に興味深く、期待を持って論文やデータを待っていますが、同時にあくまでお薬ではないという事(おそらくこれからもずっと)もしっかりと頭に入れています。驚く程の効果を起こすのであれば、それはこんなに簡単に一般の人が手に入れられるものではなくて管理されるべきで、
つまりはそこまで(病気を治す。のような)の働きはない事も充分理解しています。ですが、いつもお料理やお食事に例えますが、お薬ほどの劇的効果でなくても、筋肉をつけて身体を大きくしたいからタンパク質を多くとろう。とか考えますよね?それと同じように、アロマの香りを様々な期待をしながら使っています。
香りを嗅ぐ事で得られる作用というのは、メンタル面の作用が大きいのですが、嗅ぐ(吸う)事による身体への影響も研究されています。例えば、いくつかの精油に含まれる「βカリオフィレン」という成分。
この成分を吸入することで強い血管保護効果が発揮されることを、マウス実験によって明らかにしました。(2022年薬物療法に関する専門国際誌“Biomedicine & Pharmacotherapy”にオンライン掲載)
ある一定の成分を持つ精油を嗅ぐ事で、心と身体をヒーリングする事ができる。という事が少しずつこのような研究によって解明されだしています。この研究はマウスでの研究ですので、これが人体に置き換えた場合にどれくらいの効果があるのか。は未知ですが、そこに少しでも期待を持てるデータがあるなら
使わないのはもったいない!もちろん、薬ではないからと適当に使う事は良くないですよね?だからスポーツアロマトレーナーのカリキュラムには安全に使う為の基礎知識はもちろん学びますし、スポーツをする人にとって、コンディショニングを図る事はどういう事か。という話も交えながら、精油を学んでいきます。
スポーツ選手は筋肉や栄養のケアはもちろん大切ですが、スポーツやトレーニングをする事で身体に起こる変化や、メンタル面でのサポート等たくさんの事を考えなければなりません。
だからこそ、アロマ(精油)を使うのです。少しでもスポーツアロマやスポーツアロマトレーナーについて興味がある方は是非お気軽にお問合せくださいね。
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