スポーツアロマケア~アロマをスポーツに活かす~芳香の利用
自分の求めている香りを嗅いで、嗅覚を介し脳に伝わる。その心地よい香りの刺激はリラックスに繋がったり、心身を落ち着けたり、逆に活力や、やる気を後押しするような感覚になる事もアロマテラピーの最大の魅力です。
でもアロマの良さはそれだけに留まりません。またスポーツアロマケアはただ癒しの為だけに使うわけではありませんし、私達スポーツアロマトレーナーはトレーナーとついていますので、スポーツケアに必要な知識も併せ持っています。
スポーツアロマトレーナー資格取得コースでは、アロマについての知識はもちろん、スポーツ外傷や障害、スポーツ関連疾患そして解剖学も学びます。
なぜそういった内容が必要か。というと第一は”やってはいけない事をしない”為です。
これはスポーツに関わる人、もしくは医療従事者やトレーナーであれば当たり前の事なのですが、アロマだけでなく、スポーツケアにおける重要な部分だからです。
例えば、熱中症の疑いがある選手に診断や治療は私達はできませんが、それでもこのまま練習や競技を続けてはいけない状態であるのに、それがわからず「疲れてるみたいだからアロマトリートメント(アロママッサージ)をして休息しましょう。といった対応をしてしまうと重篤な症状を引き起こすかもしれません。
また、スポーツをしていると毎日擦り傷や切り傷ができます。ですがそのような時に「アロマは傷の回復を早めるから」というような何の根拠も科学的根拠もない、古くから言い伝えられてきたお婆ちゃんの知恵袋的な気分でアロマを使ってそのような傷にアロマを塗ってしまえばどのような結果になるでしょうか。当然化膿させてしまいます。
「えー!!!そんな事する人いないでしょう」とこのブログをお読みの方は思うかもしれませんが、実際そのような事をしているとSNSで見かけた事があります。びっくりして倒れそうになりました(笑)
これはアロマでできる事できない事の禁忌をしっかり学んでいない事とアロマは日本では雑貨であるという事を意識せず、~にいいから(いいと○○さんが言っていた。いいと○○という書物に書いてあった。)という軽い気持ちや、
海外ではこういう使い方をしているらしい(実際一部治療のような使い方をする手法や国もありますが、そういった場合には必ず医療従事者や薬剤師の指導があり、日本のセラピストとは立場や責任が違います)となんの責任も負わず行動をしてしまう人がいるという残念な現実です。
少し厳しい内容となりましたが、信頼のおけるスポーツアロマトレーナーに身体をお任せしてくださいね。
気分を変えてご自身でアロマをスポーツに活かすを方法をお話しをしましょう。まず、芳香浴と言ってその時の気分に合わせた香りを嗅ぐ事、また、アスリートは様々なプレッシャーやストレスがあります。そういった時に頭が混乱してなかなか寝付けない。という時も多いかと思いますがそういった時にはアロマは非常に役立ちます。
また、アスリートの生活において、睡眠・休養・食事・トレーニングと全て大事ですがなかなか全てのバランスを取るという事は難しい。
そんな時に特に睡眠や休養の部分でアロマはアスリートのミカタになってくれます。
アスリートが女性であれば、女性特有の生理痛やホルモンバランスの乱れにも香りを使う場合があります。もちろんドクターの診断が第一ですが、そこで病気ではないとなった時に穏やかな香りを嗅ぐ事は月経に関するトラブルに大いに役立ちます。
少し特殊ですがこんな事例もあります。
私の以前のクライアントにバレエのプリンシパルの方がいらっしゃったのですが、ラベンダーという精油(アロマ)が好きだと仰る方がいました。
それまで、JSTA(日本スポーツアロマトレーナー協会)の現場活動で嗜好調査をした時もラベンダーのような香りは人気ではなかったので、なぜだろう。と思っていたのですが、ご本人に伺ったところ、バレエ留学の際にヨーロッパに行っていたので、ラベンダーはその当時から嗅ぎなれている事。
また、バレエを仕事にしていても未だバレエが大好きで、特に公演の時は舞台で踊るのが楽しすぎて、ジャンプが乱れるので、出番前にラベンダーの香りを嗅ぐと落ち着くのです。と教えてくださいました。
このような方はスポーツをする、舞台や試合に臨む方の中でも稀だとは思いますが、だからこそ香りの素晴らしさと、怖さ(その人にフィットしない香りを提供してしまうとパワーが発揮できない、または怪我に繋がる)を感じました。
今回はスポーツにアロマを活かすには。というお話で一番取り入れやすい香りを嗅ぐ事についてブログを書いてみました。
香りって奥深いですよね。益々アロマを使ってスポーツを支えたいと思いませんか?そう思った方はお気軽にお問合せください。
そしてこのブログをご覧くださったスポーツをされる方は是非アロマテラピー専門ショップ等で様々な香りを嗅いでみてお気に入りをあなたの直観でいいので見つけてください。
直観は香りの選択をする時には非常に重要です。そしてできればリラックスしたい時、リフレッシュしたい時、落ち着く香り、など2~3種類お持ちになると様々なシーンで利用できると思います。
※アロマ(精油)は開封後半年から1年で使用期限となります。直接お肌につかわなければもう少し長く使えますが、やはり100%天然の植物から取られるものですので当然食べ物のように劣化していきます。
なので、できるだけ小さな瓶をお求めになるといいと思います。是非スポーツアロマのコンディショニングをあなたのスポーツ生活に取り入れてくださいね。
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